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ドールと声優と服と妄想で出来た詩依の日常。
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以下暗い話です


















3年可愛がっていたイモリを父親に殺されました。

イモリの生態も良く知りもせずに興味本意でケースの蓋を開けっぱなしにして、そこから逃げ、死んでしまいました。

イモリは両生類。

水陸両方で生活出来ますが、乾燥に弱く、一度ケースから出てしまうと自分で戻ることは出来ません。



父は次の日似たような大きさのイモリをつがいで二匹買って来たそうです。

父には同じ生き物かもしれませんが、私には別のものなんです。


たかがイモリ、皆には1匹死んでも気にならない、アリかハエくらいに思うかもしれません。

でも私には可愛がってきた犬や猫と同じなんです。



イモリは慣れると呼び声に反応して寄ってくるようになります。
雌雄の区別もあるし、1匹ずつ性格も違うし、模様も違います。

まばたきもするしあくびもするし、目をつぶって眠ります。


病気になることもあるし、水温の高低差に弱いですが、うまく育てれば20年以上も生きます。



北海道の気温にも慣れ、餌にも慣れ、これから5年、10年と長生きするはずでした。




イモリはケースから出てしまったら自分が死んでしまうとは分かっていません。


住み慣れた場所から出口を見つけて、冒険心をかきたてられてどこまでもどこまでも歩いていきます。



時々蓋を開けて覗いているとよじ登って出てくることがありましたが、私が指で押し戻してやっていました。


きっといつものように、誰かに止められると思って外に出たと思います。

歩いても歩いても、誰も止めに来ない。

怒られるかな、
でももう少し遠くに行ってみよう

そろそろ怒られるかな、


誰も来ないな


もっと行っちゃおうかな









そのまま、イモリちゃんは天国まで遊びに行ってしまいました。





私がその時、その場にいたら、呼び戻してあげられたでしょうか。

それとも、もう狭いケースに閉じ込められているのは嫌だったのでしょうか。


きっと自由になりたかったのかもしれません。








新しく来たメスのイモリは、模様がとても似ています。

オスのイモリは、顔がそっくりです。


前の子より大きいから、生まれ変わりのはずはないのだけど、
人間の都合の良い解釈で、少し期待してしまいます。





また狭い場所に閉じ込めてしまってごめんね。

でも少しだけ、人間のつまらないエゴに付き合ってくれないかな?



今度は苦しい思いをさせないように、がんばるから、
よろしくね。



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